白石山山頂付近の展望岩

前回の蕎麦が岳山頂にて出会った老紳士に、『このあたりで、この子が登るのにちょうど良い山はどこでしょうか?』と尋ねた際に、おススメ頂いたのがこの山。

早速、翌週に登りました!

白石山登山口へ

名前は白石山ですが、白石小・中学校のある山口市白石ではなく、山口市徳地の引谷(ひくたに)にある山です。

前回同様、山口市街地から道の駅「仁保の郷」を通り過ぎてすぐ、荷卸峠に向かう上り坂手前の交差点を、今回は左。引谷方面へ。(蕎麦が岳を目指す際に、右に曲がったのと同じ交差点です)

この交差点自体はかなり整備されており、道もとてもきれいなのですが、ほどなくくねくねの山道へ。

前回の蕎麦が岳で、すっかり山登りにハマってしまったのか、息子は『なんで車で登るん!?歩いてのぼろーや!』などと言う始末。

気持ちはわかるけど、これを道の駅から歩いて登ったら、どれだけ大変か。。。さらっとスルーして、『今日はこの右側の山をのぼるよー』と言いながら山道を車で登ります。

山道の終盤。で息子が突然、『ぽつんと一軒家や!!!』と叫びだす。

もちろん、これが一軒目なだけで、いくつかあるのですが、普段とはちょっと違う景色に息子は大興奮。この時点で『連れてきてよかった』と思う私。こんな反応をしてくれると、親としてはうれしいですね。

しばらく整備されたきれいな道を走ると、『ひくたにパークゴルフ』の表示が。そういえば自治会長が、ここが面白いと言っていた。ここにも今度行きたい。

・・・とこんなで、右手に『白石山』の木の立て看板が見えたので、田園風景の美しい細い農道を走ります。この日は4月中旬。山間の地らしく、もう田植えを始められていました。

ほどなくして駐車場に到着!

この日は出発も少し遅かったので、到着時刻は8:50。すでに車が何台か停まっていました。

登山素人の私としては意外ですが、登山人口は結構多いのですね。

いざ白石山登山

白石山登山口

ものすごい量の落ち葉。前回の蕎麦が岳は、『少々迷ってもすぐに息子と二人、準備体操をして、いざ登ります。

白石山登山道

登り始めてほどなく。のっけから結構な上り坂です。わきを閉めて気合を入れて登る息子。

同行を迷っていた義母を連れてこなくて本当に良かった。

白石山龍駄の岩

蕎麦が岳でこの山を進めてくださった老紳士の『大きな岩があるよ~』の言葉通り、とんでもない大きな岩。自然の神秘に驚かされます。

白石山龍駄の岩2

この岩をくぐりながら登山継続。

先にも書きましたが、とにかく落ち葉が多かったです。

息子には何度も『崖と反対側を歩かんと!』と叫ぶも、言うことを聞かず。

1度ならず2度までも、『落ち葉を踏んだら地面がなかった』のヒヤリを経験し、命の危険を感じながらの登山となりました。

流石に2度目のヒヤリで息子も学習したのか、きちんと崖ではないほうを歩くようになりました。

子どもは、親の何百回の換言よりも、数度の実体験から勉強していくんですね。百聞は一見に如かず、百見は一体験に如かず。人生の真理。

白石山にはいろんなルートがあるようですが、私と息子は登山素人。そんなルートには目もくれず、最短ルートを突き進みます。

途中、「山頂までもう少し」みたいな看板がありましたが、そこからが長かった・・・。こんなことならあの看板はいらない。

白石山展望岩

白石山山頂付近の展望岩

登山開始からちょうど50分。目的地の展望岩に到着!

眺望は135度程度でしょうか。

写真の左端がローソンやたまごかけ放題卵かけごはんのお店などがある、徳地の中心地。この写真から右側は、蕎麦が岳あたりまで見えますが、山しか見えません。

徳地在住の方には、たまらない景色なのではないでしょうか??

この日は曇っていたのが残念。まだ4月とあって、ちょっと寒かったです。

白石山山頂付近の展望岩から

こちらは岩の端からの撮影。眼下にも結構大きな岩がありました。

ここからの景色で思ったのは、『山口もけっこう山がきれいなんじゃなかろうか』とのこと。

個人的にこれまで『きれいな山だな~』と思ったのは、信州と、西宮有馬温泉から宝塚に抜ける蓬莱峡。どちらも、木がどこまでも生えているような気がして、大自然に圧倒される気持ちになりました。

しかし、山口の低い山たちも、これはこれで美しいのではなかろうか。山が低いからこそ、山の向こうにある山もまた見え、そのまた向こうの山も見える。木も、どこまでも生えているような気がする。ひょっとして、単にこの景色に慣れているだけなのでは・・・?という気もしてきました。

田舎暮らしならではの、大自然の恵みに感謝です。

展望岩では、この日も別の登山家夫婦と遭遇。「もう5分ぐらいで山頂ですよ~」と教えていただきました。定年後、奥さんと登山する生活。素敵すぎる。うちの妻は30年後、一緒に出掛けてくれるだろうか。

下山ルートも多岐あります。くどいようですが、私と息子は初心者。とにかく最短ルートで下山しました。いつか二人とも熟練した際には、登りなおして他の岩も見てみたいものだ。

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