蕎麦が岳(山口市仁保)

この山は、息子と私が山登りにハマるきっかけとなった山。

息子の入学式の翌日、何を思ったか、『山に登ろう!』と思い立って、初めて歩いて登った高い山です。

この山の選定理由は、秋川牧園の売店に行く途中に、いつからか設置された真新しい看板。

なんか登れるんだ~と思い。好奇心から登ってみることにしました。

しかしそこは私もこれまでろくに登山してこななった人間。

念のため事前にインターネットで下調べをしてみると、このルート(仁保重石ルート)では、登頂まで5時間かかるとのこと・・・。

こりゃ小学一年生には無理だ。

調べた結果、『一貫野の藤』のほうからなら、1時間程度で登ることができる模様。

『一貫野の藤』ルート

山口市街地方面から道の駅「仁保の郷」を通り過ぎてほどなく、大きな看板を右折(信号なし。徳地に抜ける坂の手前です)。

地図でなんとなく登山口の場所は分かっているものの、初めての本格(?)登山。本当に見つけられるのか、と心配しながら車を走らせます。

車で上り坂をグングン登るも、登山口らしきものが見当たらないまま、なんだか道は下り坂に・・・。

この道は以前、好奇心で通った事があるのですが、稔畑(うつぎはた)を通って小鯖の地ビールの裏山から出てくるんですよね。

そんな記憶から、「もしかして通り過ぎた!?」という不安を抱えながらそのまま走り続けると、「一貫野の藤」の看板を過ぎたあたりで、無事に右手に登山口の看板を発見!

ネット情報で駐車場があることは分かっていましたが、10台以上停められる、十分なスペース。張り切りすぎて朝8時台のため、1台もいないのは不安でしたが。。。

いざ、登山開始!

蕎麦が岳登山口

しっかり息子と準備運動をした上で、いざ登山開始!クマよけの鈴は持ち合わせていないので、息子が幼稚園で作ったおはじきを鳴らすおもちゃを鳴らしながらの登山となりました。

蕎麦が岳登山道

しばらくは、小川沿いの、さわやかな道が続きます。非日常感があり、とってもきもちいい!

蕎麦が岳登山道2

この小さな小川、導入、何度か渡る道でした。小川を渡るたびに1年生の息子は大興奮!

道中助かったのは、座れるような岩がたくさんあったこと。何度も休憩を取り、水分を補給しながら頂上を目指します。

蕎麦が岳重石ルートとの分岐路

ひたすら登山を続けて40分、ついに『蕎麦が岳山頂まで450m』の看板が!もう少しだ!がんばれ1年生(と私)!!

蕎麦が岳尾根ルート

ここからが結果的に登山中のハイライトとなる尾根ルート。

「がけと反対側を歩いて!」と息子にやかましく言っていたこれまでとは違い、尾根ルートのためどちらも崖。落ちたら死にます。ハイ。必然と足取りも慎重に。

明るくなり、「やっとあそこが頂上だ!!!」

と思うも、そこから下り坂に。・・・あれ?

再び登り、「よし!今度こそ頂上!!!」

と思うも、再び下り・・・・ということを何度か繰り返し、ここにきてメンタルにダメージを受けます。

蕎麦が岳制覇!

今度こそ・・今度こそ・・・を何回か繰り返したのち、登山開始から50分かけて、ようやく登頂!

蕎麦が岳(山口市仁保)

・・・えぇ、正直に言います。

ここの景色で、完全に息子も私も登山に魅せられてしまい、果てはブログを書き始めるに至りました。

眺望は圧巻の360度。

登頂した正面(西)を見れば、方便山(鳳翩山ではない)があるため見えるはずがないと思っていた県庁を含む山口市街地が、なんと方便山の 上から 見えるではありませんか!

蕎麦が岳からの県庁

北を見れば、山口の美しい山々。

東を見れば、眼下には車で通った美しい仁保の田舎道。

南東には大平山のタワー。その向こうには、周南コンビナートの煙突。

南西には大内~小郡の街並み。

そしてなにより南の彼方に見えるは、美しい瀬戸内海どころか、どう考えても九州がくっくりと見えました。

登頂から1分もしないうちに、ラジオが聞こえてきて、年配の男性が一人で登ってこられました。

世間話をしていると、その男性曰く、『今日登られたのはとってもラッキーですよ!こんなに空が澄んでいることは、なかなかありません。』

そうか、ラッキーだったのか。

ですが、そのラッキーが初回に当たってしまうビギナーズラックにより、息子と二人、完全に登山にハマってしまいました。

次はその男性が進めてくださった、白石山(山口市徳地)に登ることにしつつ、息子と私の登山ライフが始まったのでした。

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